熊本県阿蘇市にある巨大カルデラの中で営農する内田農場の田んぼは、350カ所にわたって点在しています。稲作農家に欠かせない毎日の田んぼ周りの煩雑さは想像するに余りあるものです。
引き受ける田んぼの面積が年を追うごとに増えるなか、水管理の方法を抜本的に変える必要を感じていた内田さんが出会ったのが、水位や水温などを計測するIoTセンサーの「パディウォッチ」。導入に当たって持ちかけられたのは、パディウォッチをアップル社のiOSにも対応させる世界初の試みに参加することでした。
内田農場は現在、田んぼの水管理用の端末として、iphone5台、ipad3台、そしてApple Watch1台を所有しています。内田社長を含めた5人の社員は、それぞれがいずれかの端末を持ち歩くことで、担当する圃場の状態を24時間どこにいても把握することができるようになりました。